妊活というと、「卵子」や「子宮」「ホルモン」だけに目が向きがちです。
卵子を育て、排卵し、受精し、受精卵を迎え、妊娠を維持していくのは、すべて一つの身体の中で起こること。だからこそ私は、妊活ではまず「妊娠を迎えられる身体の土台を整えること=体質改善」がとても大切だと考えています。
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ホルモンが働きやすい身体をつくる
女性の身体は、さまざまなホルモンによって月経周期や排卵がコントロールされています。そしてホルモンは単独で働いているわけではなく、栄養状態、体重・体脂肪、血糖やインスリン、睡眠、ストレスなど、身体全体の状態と深く関係しています。だから「ホルモンだけを整える」のではなく、ホルモンが本来の働きをしやすい身体の環境をつくることが大切です。
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血糖値を安定させる
甘いものや精製された糖質が多い食生活、食事を抜いて一気に食べる習慣などが続くと、血糖値が大きく上下しやすくなります。血糖を調節するインスリンは、生殖機能とも関係しています。特にインスリン抵抗性は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)など一部の排卵障害との関連が知られています。妊活では、血糖値が乱高下しにくい食生活と代謝環境をつくることも身体づくりの一つです。
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腸内環境を整える
腸は栄養を吸収する場所であるだけでなく、免疫機能とも深く関係しています。妊活中だからこそ、必要な栄養をきちんと摂り、吸収できる状態を目指すことが大切です。食生活を見直し、腸内環境を整えていくことは、妊娠に向けた身体づくりの土台になります。
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慢性的な炎症を起こしにくい身体へ
身体の中で慢性的な炎症が続いている状態は、妊活にとっても好ましい状態とはいえません。妊娠の成立には、受精卵を子宮内に迎えるための、とても繊細な免疫調節が必要です。慢性的な炎症や代謝の乱れは、子宮内膜や着床に関わる環境に影響する可能性が研究されています。「いつも身体が重い」「疲れが抜けない」「あちこちに不調がある」といった症状にはさまざまな原因がありますが、生活習慣を見直すサインとして捉えることも大切です。炎症を起こしにくい生活習慣へ変えていくことも、妊娠を迎えるための体質改善の一つです。
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ミトコンドリアが働きやすい身体へ
ミトコンドリアは、私たちの細胞が活動するためのエネルギーを生み出す重要な器官です。もちろん卵子にもミトコンドリアが存在し、卵子の成熟や受精後の発育に必要なエネルギー産生に関わっています。だからこそ妊活では、特定の方法で「卵子を若返らせる」と考えるのではなく、適切な栄養・運動・睡眠などを通して、細胞がエネルギーをつくりやすい身体環境を整えていくことが大切です。
ファスティングを「体質改善のきっかけ」に。
妊活に取り入れるファスティングの目的は、単に「食べないこと」でも「痩せること」でもありません。
これまでの食生活を一度見直し、その後の食事まで含めて、血糖・代謝、腸内環境、栄養状態、慢性的な炎症、ホルモンが働くための身体環境を整えていくための体質改善のスタートとして考えます。
妊娠を迎え、妊娠を維持し、その先の赤ちゃんを育んでいける身体の土台をつくること。
そのために身体全体を見直し、妊娠に向けた体質改善を始める。
それが、妊活にファスティングを取り入れる一番大きな目的です。
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